popn2013

前: 9ボタン加工/その1 (プッシュスイッチ、LED基板)
次: 9ボタン加工/その3 (塗装)

== 基板 & XHコネクタ取り付け ==

プッシュスイッチの両サイドにLED基板を両面テープで貼り付ける。
障害物がない位置を選んで、XHコネクタをグルーで固定。

(LED基板同士をつなぐ黒い線と、アノード/カソードへ赤白の線を一本ずつハンダ付け)

プッシュスイッチの端子は裏面の電池ボックス側に飛び出してるので、そこから緑と黒の線を引く。

緑黒線は電池ボックスの穴を通して おもて面へ引き出す。

4本の線をXHコネクタへ接続。1番ピンから 赤-白-緑-黒。

(ここのハンダ付けむずかしい。隣のピンに当たったり時間かけすぎてコネクタ溶かしたり)
(後に発生するLEDが点かなくなる不具合はだいたいここらへんが原因)
(先にXHコネクタにハンダ付けしておいてからグルーで固定するのがたぶん正解)

XHコネクタの位置に合わせて、ボタン外殻パーツにマーキング。

カドにピンバイスで穴あけしてからニッパーでパチン。

一つ前の写真の緑くんは穴あけを怠ったため割れました:)

ケーブルを繋ぐとこんな感じ。

全体図。

XHコネクタのハンダ付け部分はグルーガンでコーティングしてあるけど、強度が増す代わりにメンテナンス性がガタ落ちなので微妙なところ。
他の8個には やってなかったかもしれない。

動作チェック。

光りました(^O^)


つづく


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前: (なし)
次: 9ボタン加工/その2 (XHコネクタ、ボタン内配線)

== プッシュスイッチの取り付け ==

ベースとなるダイソーのLEDライト。

中に入っている基板や厚紙、電池ボックスの端子などは不要なので取り除く。

　　/* 取り除いた写真がないよ！*/

さらに邪魔な出っ張り部分などをニッパーで除去し、穴をあけてプッシュスイッチ(DS-463黒)をグルーガンで固定。

(画像で残っている３本の針も切り取る。グルーも盛りすぎたので後でカッター/ニッパーで一部除去)

プッシュスイッチの頭が当たる透明ドームの内側は、ブツブツが邪魔なのでハンダごてを当てて潰しておく。

ドーム頂点まわりの6個を適当にならせばOK。
さらにすべり止めとして小さく切ったスポンジをはさむ。

これを入れないとボタンを叩いたときにカリカリと音が出ます。
現状でははさんでるだけですが、両面テープか何かで貼り付けた方がメンテ楽かも


== LED基板の製作 ==

ポプコンボタン回路のLED4つ部分の基板を作成する。
長方形に切り刻んだユニバーサル基板。

(全部カッターナイフでゴリゴリと手作業。死ぬかと思った)

抵抗とLEDを2つずつ乗せてハンダづけ。

裏側に厚タイプの両面テープを貼る。

(ハンダ部に圧力がかからないよう、二重貼りで厚くしたはず)


つづく


前: (なし)
次: 9ボタン加工/その2 (XHコネクタ、ボタン内配線)

回路図ファイルダウンロード:

1. システム基板 - BSch3v / PNG
2. ポプコン9ボタン (1/3) - BSch3v / PNG
3. ポプコン9ボタン (2/3) - BSch3v / PNG
4. ポプコン9ボタン (3/3) - BSch3v / PNG
5. オプションボタン基板 - BSch3v / PNG

• BSch3v用部品ライブラリ Popn2013.lb3

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システム基板


ポプコンボタン (全3枚)
(1: 左白・左黄・左緑)

(2: 左青・赤・右青)

(3: 右緑・右黄・右白)


オプションボタン基板

動作概要

• 動作は大まかに以下の2つの処理に区別されます。
  
  1. ボタン状態取得
  2. 本体との通信

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ボタン状態取得

• マイコンに接続されたボタンの押下状態を定期的に読み取ります。
• ポップンコントローラの自作を目的としているため、アナログ量検出を持たないデジタル入力に限定し、L3/R3ボタンも使用しません。したがって、初代デジタルコントローラ SCPH-1000 相当の機能をエミュレーションします。
• ←↓↑→ □△×○ SELECT START L1 L2 R1 R2の 14ボタンぶんの入力端子を備えています。
• ボタン読み取り処理はビジーループで走行し、本体との通信とは独立しています。

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本体との通信
詳細なプロトコルやピンアウトはCuriousInventorのページを参考にしました。

• プレイステーション/プレイステーション2 のパッド通信方式は8ビットのSPI (Serial Peripheral Interface) と互換性があり、AVRマイコンのハードウェア機能 (SPI スレーブ・モード) を使用できます。
• SPIコンフィギュレーションは以下の通りです。
  1. LSBファースト
  2. クロック極性は負パルス
  3. 先行エッジでセット/後行エッジでキャプチャ (いわゆるMode 0,0)
• PS2はパッドに対して多種のコマンドを発行してきますが、初代デジタルパッドとして振る舞う限りでは、01h-42h で始まるコマンドのみ対応していれば良いようです。コマンド 42h はボタン状態のポーリングを表し、デジタルパッドでは一度の通信長さは全体で5バイトあります。下表の順番にデータを返答します。コマンド種別を確認し、42h以外のコマンドについては無視します。「アナログコントローラ」「DUALSHOCK2」等のアナログ入力スティック搭載機種相当品をつくる場合は、他種のコマンドにも対応させなければなりません。
• 最終バイトを除くすべての区切りでは、アクノリッジの短いパルスを返す必要があります。
• 本体へ出力値を返すSPIデータ・バスは、複数パッドやメモリーカード等の全デバイスで共通のため、デバイス間相互の信号衝突によって短絡を起こし得ます。ATTが自デバイスに向けられている間以外は信号を本体へ出力してはいけません。そのため、DATおよびACKの出力ラインは、ATT端子の入力変化時に割込みを発生して信号線の確保・解放を行っています。
  
  • 立下り (通信開始) 時: DAT/ACK出力ラインの確保 → 出力を許可
  • 立上り (通信終了) 時: DAT/ACK出力ラインの解放 → 出力をHi-Zへ

バイト	CMD (本体→パッド)	DAT (本体←パッド)
#1	01h	Don't care
#2	42h	41h
#3	00h	5Ah
#4	00h	上位ビットから順に、←↓→↑ START 1 1 SELECT ※ 離=1、押=0
#5	00h	上位ビットから順に、□×○△ R1 L1 R2 L2 ※ 離=1、押=0

• SPIピン接続 (DATは3ステート出力のため、74HC125経由)

パッドコネクタ		AVRマイコン
1. DAT	←	A: 18. PB4/MISO G#: 9. PB6
2. CMD	→	17. PB3/MOSI
6. ATT	→	16. PB2/SS#
7. CLK	→	19. PB5/SCK

• 非SPIピン接続 (ACKは3ステート出力のため、74HC125経由)

パッドコネクタ		AVRマイコン
9. ACK	←	A: 15. PB1 G#: 10. PB7

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ポート設定

PORTD	ビット	PD7	PD6	PD5	PD4	PD3	PD2	PD1	PD0
	ピン番号	13	12	11	6	5	4	3	2
	名称定義	BSQR	BCRS	BCIR	BTRI	BR1	BL1	BR2	BL2
PORTB	ビット	PB7	PB6	PB5 (SCK)	PB4 (MISO)	PB3 (MOSI)	PB2 (SS#)	PB1	PB0
	ピン番号	10	9	19	18	17	16	15	14
	名称定義	ACKG	DATG	CLK	DAT	CMD	ATT	ACK	LED
PORTC	ビット	-	PC6 (RESET#)	PC5	PC4	PC3	PC2	PC1	PC0
	ピン番号	-	1	28	27	26	25	24	23
	名称定義	-		BLEF	BDOW	BRIG	BUP	BSTA	BSEL

• ピンに付した名称は、プログラム側で使用しているもので、回路図との表現とは異なります。